Exhibitions

 

「キノコとスマートフォン、どちらがより抽象的か。」

エリック・スワーズ

この度、matchbacoでは9月4日よりドイツ・ライプツィヒを拠点に活動するErik Swars(エリック・スワーズ)による同ギャラリーでの2回目となる個展「ICH」を開催いたします。

スワーズは現代美術の発信源として知られる旧紡績工場シュピネライ・ライプツィヒにアトリエを構え制作をしているポスト新ライプツィヒ派の若手気鋭ペインターです。

本展のタイトル「ICH(イッヒ)」とは、ドイツ語で「私」という意味でスワーズが抱いている「私という存在」についての探求を反映させたものです。 スワーズはこれまで「国家や政府などの権威と個人との関係」や「自然と人間とのつながり」というテーマに向き合い、幾何学的構成の抽象的な作品を主に制作してきました。ジャンルは、大きな一枚板に大きな流れるようなストロークで描いたオイル・ペインティングの他、版画、彫刻など多様です。 近年では、テクノロジーやグローバリゼーションについて考察していく中で、レンティキュラーレンズという素材を用いた見る角度によって変化する作品など、絵画という古くからあるものがどう拡張していく可能性があるかを試行し問いを投げかけるような作品を制作しています。

今回の展示では、キャンバスに描いた絵をデータ化しレンティキュラーレンズを用い3Dプリントに変換した作品(キャンバスは燃やされ消えてなくなる)の他、具象性を帯びてきた新作のペインティングやドローイングの小作品を展示致します。

展示開催に併せて作家が来日予定。また展示初日レセプションでは作家による作品解説も行われます。

The Artist

エリック・スワーズ

エリック・スワーズは、ブルグ・ギービヒュンシュタイン美術デザイン学校にて、ヨッヘン・プロクシュテースに師事し、2016年にディプロマ課程を修了。2014年には東京芸術大学でO JUNにも学び、絵画を中心に制作していました。一旦ドイツへ帰国し、その1年後にも日本学生支援機構(JASSO)の支援制度で、日本で活動をしました。

2015年より、ライプツィヒの旧紡績工場シュピネライをベースに制作しています。その作品は、ステファン・ヒルデブラントなどのパブリックコレクションに収蔵されています。