Artists

森栄喜

BIO

1976年、石川県金沢市生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。写真集「intimacy」(ナナロク社、2013年) で第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。

東京をベースにする森栄喜は、特にその写真作品で知られていますが、近年では、同性婚や多様化する家族形態、ジェンダーアイデンティティーについて、友達やその家族のポートレート、そして自らもカメラの前に立ち、被写体とともにフィクショナルな状況を演出する作品を発表しています。身近な共同体=社会形態の小さな一つの縮図を、多様な家族形態やセクシャリティーの実例として、視覚的に訴えようとしています。写真の他、映像、パフォーマンス、文章や詩、ファッションデザイナーとのコラボレーションなど、複数のメディア・領域を通した表現で活動を広げています。

intimacy

恋人や友人との一年間を撮影した、264ページに及ぶ日記のようなintimacyシリーズ。2013年、森栄喜は写真集『intimacy』で第39回木村伊兵衛賞を受賞。

Family Regained 

対象である家族を観察し、社会学的領域でのパフォーマンスを写真に昇華することで、可視/認知化されたビジュアルを広めていこうとする作品。友人とその家族、または二人の男性、一人たたずむ男の子、彼らの住まいや庭などで、約3年間をかけて撮影した写真シリーズ。また、現代の家族についての問いを投げかける二つのパフォーマンス作品として、一人の男性、男の子、そして森自身が想像上の家族として東京の街へ飛び出していくという記憶を映像作品にしたもので構成されている。全て真っ赤なこれらの写真・パフォーマンス映像は、血の赤という普遍的な色のフィルターを通して、周りの社会に溶け込まず、舞台の一部を切り出したかのような風景を鑑賞者に示します。

Selected works

BOOK

  • 『Family Regained』(ナナロク社、2017年)
  • 『intimacy』(ナナロク社、2013年)
  • 『tokyo boy alone』(レボリューション・スター・パブリッシング、台湾、2011年)
  • 『CROWS AND PEARLS』(Edition Nord、2009年)

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