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KEN NAKAHASHIでは、2021年11月19日(金)から12月24日(金)まで、大垣美穂子による個展「UZU」を開催いたします。

2020年の夏、大垣は沖縄に訪れた後、しばらく遠ざかっていた立体の制作を再開しました。戦時中全島で多くの命が失われた歴史のある沖縄。砂浜に打ち上げられた珊瑚の骨を発見し、その造形や色に触れ、戦争などの犠牲者への追悼の意を込めて、生命力や宇宙との連なりを新たな「UZU」シリーズで表現しました。

本展「UZU」では、新型コロナウィルス感染症の世界的蔓延が長期化する中で制作した、新作の立体作品6点を発表します。加えて、ドイツ時代の赤い色鉛筆のドローイングを、約17年ぶりに日本初公開いたします。 鑑賞者が霊柩車の内部に身を横たえ、死んだ後に見るビジョンとサウンド—誰もが語り得ない領域—を体験する《before the beginning–after the end #2 return to the source》(2003-2005)と同時期に制作した作品です。

大垣美穂子は1973年富山県生まれ。1995年に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。1996年からドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミーに留学。2004年に同大学を卒業し、ドイツで活動した後、2010年に拠点を日本に移し活動しています。 2013年、くも膜下出血を発症し、闘病期間を経て病を克服した大垣は、立体、インスタレーション、ドローイング、映像、パフォーマンスなど多岐にわたる表現方法によって、人間の生や死、老いについて、存在が抱える傷を悼むことについて真摯に向き合いながら制作活動を行なってきました。渦のように集合し、朧げなかたちを生み、そして儚く消滅していく大垣が紡ぎ出す小さな点や穴、光の粒は、人類史における苦しみ、悲しみ、痛み、喜び、嫉妬、怒り、愛などの複雑な感情を受け止め、存在の痛みを弔う空間へと鑑賞者を導いていきます。

主な展覧会に、「Milky Way–before the beginning–after the end 2021」(個展、原爆の図丸木美術館、埼玉、2021年)、「immortal moment」(個展、KEN NAKAHASHI、東京、2019年)、「THE BODY—身体の宇宙—」(町田市立国際版画美術館、東京、2019年)、「Soft Landing」(個展、Gallery Voss、デュッセルドルフ 、2018年)、「Eternal Moment」(個展、44er Haus、レオンディング、2015年)、「project N 54 大垣美穂子」(個展、東京オペラシティアートギャラリー、東京、2013年)、「No Man's Land」(フランス大使館、東京、2010年)などがあります。

[展覧会概要]

  • タイトル:UZU
  • 会期:2021年11月19日(金)-12月24日(金)
  • 開廊時間:水・木・金 11:00-19:00、土・日 11:00-17:00
  • 休廊:月・火
  • 事前予約は不要です。
  • オープニングレセプションは開催いたしません。


展覧会の開催に伴い、12月に新しい作品集『大垣美穂子 Works』を刊行予定です。収録予定の中橋健一による文章『傷を悼むかたち』を以下のURLに掲載します。

https://drive.google.com/file/d/1k-BSHLyLR5CWgFilsb4PJkzEk-v9Mw5F/view?usp=sharing

The Artist

大垣美穂子

bio

  • 1973年 富山生まれ
  • 1995年 愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
  • 1996年 ドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミー立体専攻(Prof. Christian Megert, Prof. Klaus Rinkeに学ぶ)
  • 2003年 ドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミー Prof. Klaus Rinkeよりマスター取得
  • 2004年 ドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミー デュプロム修了 卒業
  • 2010年 日本に拠点を移す


Selected works


interview

video

BOOK

  • 「大垣美穂子 WHO」発行・編集・デザイン 杉原州志、2013年