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Exhibitions

Star Child by 井田幸昌
2016/11/25 – 2016/12/24

Ida start child

Vernissage 2016/11/25   1800 – 2100

Ida start child

この度、 KEN NAKAHASHIでは改称後初の展覧会として、2016年11月25日(金)より12月24日(土)まで井田幸昌による個展「Star Child」を開催します。

井田幸昌は、今を生きる身近な存在を描きだすことで「一期一会」の記憶を綴ります。 その作品は、人間の深みへと肉迫し、存在の感触として変換・定着され、普遍性を宿した佇まいを持って、観るものに迫ってきます。

キャンバス上で絵具が、自由自在に空間的広がりの中に迫り上がり、人物の表情、感情、人生、そして目に見ることは出来ない過ぎ行く時間もまでもが鮮やかな色彩と次元に広がるイメージとなって立ち上がって来るようです。

展覧会タイトルである「Star Child」に込めた思いについて、井田は以下のように語っています。 「目の前にいる存在を、描き残しておこうと思う。 せっかくこの世界に生まれて、僕は絵を描くのだから。 今生きている時間も、 未来も過去も、 時空を超えて誰かと出会うことができるように。」

井田幸昌は1990年鳥取生まれ。2016年東京芸術大学油絵専攻を卒業。 幼い頃から部屋にこもっては絵を描いていたという井田は、在学中から多数の個展やグループ展に参加し、精力的に作品を制作発表してきました。 2016年1月、matchbacoにてグループ展「LOIVE」に出展し、同年3月には長崎県美術館学芸員・野中明氏の推薦により「VOCA展2016」に出品、5月には、現代芸術振興財団主催の第3回CAF賞で名和晃平賞を受賞するなど、多方面から熱い注目を集めています。その作品は、Yusaku Maezawa Collectionをはじめ、国内外の個人コレクターにも多数所蔵されています。

長崎県美術館学芸員の野中明氏はVOCA展推薦文の中で、以下のように井田の作品を評しています。 「井田の作品は情緒性とは無縁である。絵具が生み出す絵画的イメージと絵具が備える物質的実在性とが複雑に絡み合い、混沌と秩序が際どく拮抗(きっこう)している破綻すれすれの画面。そこには、描いては潰し、潰しては描くことを繰り返しながらイメージに質量が宿る瞬間を見極め、対象の存在そのものを絵画空間の内に塑形(そけい)しようとする井田の集中力と緊張感が満ちている。」

そして、第3回CAF賞審査員で現代美術家である名和晃平氏は「井田幸昌の絵画は暴力的である。絵の具の使い方、イメージの扱い方、描く際の制限時間など、破綻の受け入れ方がバイオレンスを感じさせる」と評しました。

KEN NAKAHASHIでの初個展となる本展では、今年9月から10月の2ヶ月間ニューヨークにて滞在制作した作品を中心に、多数の新作を発表いたします。

The Artist

井田幸昌

1990年鳥取県生まれ。2016年東京芸術大学美術学部油絵専攻卒業。2016年、VOCA展2016に出展、また現代芸術振興財団が主催する第3回CAF賞で名和晃平賞を受賞。

同年9月から10月の2ヶ月間、ニューヨークで滞在制作を行なった後、2016年12月にKEN NAKAHASHIで改称後初となる個展「Star Child」を開催しました。現在、東京を拠点に活動を行なっています。

一期一会をテーマに、身近な人物や自己の心象風景をその日のうちに描く《The end of today》シリーズを始め、人間の存在を投影した豚や馬など、具象と抽象の狭間で対象そのものの存在に肉薄する絵画を中心とした作品を発表してる。