Exhibitions

 

この度、matchbacoでは11月6日(金曜)より28日(土曜)まで海老原靖による個展「if…」を開催いたします。

消費されていく映画の細部をモチーフとした作品や、絡み合う髪の毛を描いた《LUST》シリーズ、華やかなドレスを描いた《dress》シリーズ、映画のワンシーンを切り取った《NOISE》シリーズなど数多くの作品を発表してきた海老原靖。

繊細な筆のタッチで何層にも重ねて描かれる張りつめた緊張感を湛えた海老原靖のペインティングには、人々の記憶からも時とともに消えていってしまう、消費され消えゆくものの儚さや美しさや悲壮感が込められています。

なかでも、90年代に爆発的人気を得たマコーレー・カルキンは、消費された子役の象徴的な存在として海老原の作品に頻繁に登場します。

儚くも美しい危うさを孕んだ美少年の象徴として描いています。

matchbacoにおける作家の初めてとなる本展「if…」では、移ろっていく現代の記録の断片性や静かな不穏の予兆をテーマに臨んだ《マコーレー・カルキン》シリーズの新作の他、プリミティブな色使いとタッチで描かれた《Beautiful Boy》シリーズを発表します。

性的な匂いを放ち美しくも壊れそうな美少年たちを通して反芻される「不穏なるものたち」をご高覧いただけることになるだろう。

また展示開催に併せて展示会カタログ「Yasushi Ebihara: if…」を限定50部にて刊行致します。

The Artist

海老原靖

bio

1976年茨城県生まれ。2001年東京芸術大学大学院修士課程修了。

絡み合う髪の毛を描いた《LUST》シリーズ、華やかなドレスを描いた《dress》シリーズ、映画のワンシーンを切り取った《NOISE》シリーズ、90年代に爆発的人気を得たマコーレー・カルキンを消費された子役の象徴的な存在として描いている《マコーレー・カルキン》シリーズなど、消費され消えゆく映画の細部をモチーフに、人々の記憶からも時間とともに消えていってしまうものについて探求している。繊細な筆のタッチで何層にも重ねられた油絵にとどまらず立体、写真、パフォーマンスなど様々な形で消えゆこうとするものを美術の場に蘇らせています。

book

  • 「tarot」KEN NAKAHASHI発行、2017年
  • 「if...」matchbaco発行、2014年

merchandise

  • 「Tarot CULKIN」私家版 タロット・カード、2017年